【Aモデル録 フェーズX プログラミング基礎 思考設計編】
ここでは、
「アプリ=効率化ツール」という誤解
を、製造業の視点で分解します。
結論を先に置きます。
Aモデルで完成を目指すアプリは、効率化を目標としません。
だからこそ、製品として成立する。
まず整理。
製造業において「効率化」が意味を持つのは、
製品が決まっている
仕様が確定している
品質基準が定義されている
この 後 です。
つまり、
効率化は「製造方法」の改善であって、
「何を作るか」の話ではない
アプリの世界では、よくこう言われます。
作業を効率化する
手間を減らす
早くする
でもここで一度、立ち止まります。
何を効率化するのか、
本当に決まっているか?
ユーザーは誰か
どの工程を減らすのか
減らしてはいけない工程は何か
これが未定義のまま「効率化」を掲げると、
製造業的には 危険信号 です。
効率化が答えてくれるのは、
どれくらい早いか
どれくらい楽か
だけ。
でも、製品(アプリ)に必要なのは、
なぜそれを使うのか
です。
使わないと困る理由
代替できない理由
その製品である必然性
効率化という言葉は、
ここを丸ごと飛ばしてしまう。
もし製造業で、
何を作るか決めていない
仕様も曖昧
なのに、
「とりあえず効率よく作ろう」
と言い出したらどうなるか。
工程は速くなる
でも、出来上がるものは安定しない
速く不良品が量産される
アプリでも、同じです。
ここが重要。
判断が固定される
構造が安定する
思考が再利用できる
この結果として、
早くなる
楽になる
これは 結果 であって、
目的ではない。
アプリを開発する時、どうしても効率化したくなる。
でも、一度それを手放して、しっかりと向き合って進められたら
コードを書く時に効率が良くなります。
製造業的に言うなら、
品質管理を入れたら、
結果として、ちゃんと完成品になる確率が上がる
それと同じ。
効率化は目的にすると危険
効率化は製造方法の話
製品の概念や使用目的は、効率では定義できない
だから、
アプリ開発においては、過度な効率化を推奨しません