【Aモデル録 フェーズX プログラミング基礎 思考設計編】

02-03:コーディング中に仕様変更したくなる正体

ここで扱うのは、
「なぜ、コードを書いている最中に仕様を変えたくなるのか」
という現象の正体です。

これは意志の弱さでも、設計力不足でもありません。
製造業として見ると、かなり明確な原因があります。


まず結論

コーディング中に仕様変更したくなるのは、

仕様が固まっていないのに、
製造工程に入ってしまったサイン

です。

コードを書いている最中に起きる違和感は、
「ひらめき」ではなく、工程異常の警告です。


製造業で起きる同じ事故

製造業で考えてみます。

「これ、寸法ちょっと変えた方がよくない?」

この瞬間に起きているのは、

です。

本来この判断は、

で終わっていなければならない。


アプリ開発で起きていること

アプリでも全く同じです。

コーディング中に出てくる思考は、だいたいこれ。

これらはすべて、

仕様の未確定部分が、
製造工程に流れ込んできている状態

です。


なぜ「今」気づいたように感じるのか

よくある誤解。

「コードを書き始めたから、
本質が見えた」

実際は逆。

だけです。

製造業的に言うなら、

試作品を組み立てたことで、
設計の穴が見えただけ


仕様変更したくなる衝動の正体

この衝動の正体は、

ではありません。

設計工程で終わらせるべき思考が、
製造工程まで残っていた

ただそれだけ。

だから、


危険なのは「その場で直す」こと

ここが重要。

コーディング中に、

「まあ、ここ直しちゃおう」

とやると、

これは、

製造ラインで設計図を手書き修正する行為

と同じです。


正しい対処は一つだけ

コーディング中に仕様変更したくなったら、

  1. 製造を止める

  2. 設計工程に戻す

  3. 仕様として書き直す

  4. 仕様が確定してから再開する

これ以外の対処はありません。


この工程で押さえておくこと

アプリを製造業として見るなら、

仕様は設計図
コードは組立作業
ひらめきは検査結果

この役割は、
工程を越えてはいけません。


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