【Aモデル録 フェーズX プログラミング基礎 思考設計編】

02-04:「とりあえず動かす」は製造業では禁止

ここでは、
アプリ開発で最も無自覚に使われがちな言葉
「とりあえず動かす」を、製造業の視点で解体します。

これは便利な言い回しですが、
製造業として見ると 明確なNG行為 です。


先に結論

「とりあえず動かす」は、
製品ではなく“作業物”を作っている状態

製造業では、
この発想が工程に入った瞬間、
品質管理が崩れます。


製造業に「とりあえず」は存在しない

製造業の現場で、もしこんな指示が出たらどうなるか。

「この部品、とりあえず組んどいて」

即、止められます。

なぜなら、

つまり、

出荷可能かどうかを判断できない

からです。


「動いた」と「完成した」は別物

アプリ開発でよくある混線。

これらはすべて、

工程が通過しただけ

製造業的には、

と同じで、
製品合格とは無関係です。


「とりあえず動かす」が招く構造的問題

この言葉が工程に入ると、何が起きるか。

結果、

これは製造業的に言うと、

検査工程が存在しないライン

です。


なぜ人は「とりあえず動かしたくなるのか」

理由は単純。

でもこれは、

製造ではなく、安心のための行為

です。

製品づくりの判断としては、
一切使えません。


製造業では何を先に決めるか

製造業で最初に決めるのは、これ。

これが決まっていない限り、

作業を始めてはいけない


アプリでも同じ

アプリで言い換えると、

これが仕様として定義されていない状態での

「とりあえず動かす」

は、

不良品を前提に製造を始める宣言

です。


正しい順序

順序はこれしかありません。

  1. 仕様を決める

  2. 完成条件を決める

  3. NG条件を決める

  4. それから製造する

「動かす」は、
検査項目の一つであって、
目的ではありません。


この工程で押さえておくこと

アプリを製造業として見るなら、

動いたかどうかは、
出荷判定の一項目にすぎない

ここを取り違えた瞬間、
ラインは壊れます。


フェーズX 章構成|タイトル一覧

Top - はじめに|この忘備録と「Aモデル」について