【Aモデル録 フェーズX プログラミング基礎 思考設計編】
ここでも、新しい概念は入れません。
第2章で「何が見えるようになったか」だけを整理します。
製造業で言えば、
作業台の配置と役割が分かり、
「どこで何をしているのか」が見えるようになった状態
です。
第2章の中心テーマは、一貫してこれでした。
思考が壊れる原因は、能力不足ではなく「工程の混線」である
設計しているつもりで、製造を始めてしまう
製造中に、仕様を決め直してしまう
判断が曖昧になり、感情が入り込む
これらはすべて、
「今、自分はどの工程にいるのか分からない」
ことから起きていました。
第2章で重要だったのは、
工程=判断を置いていい場所
という捉え方です。
設計工程
→ 決めていい
製造工程
→ 決めない
検査工程
→ 評価する
この分離がないと、
決めながら作る
作りながら迷う
という、思考破壊ループに入ります。
第2章で何度も出てきた危険ワード。
とりあえず動かす
後で直す
今は気にしない
製造業的に見ると、これはすべて
工程を未定義のまま流す行為
です。
工程が溶けると、
判断基準が消える
失敗の位置が分からなくなる
感情で補うしかなくなる
結果、メンタルが削られます。
第2章で確認してきたこと。
工程分離は
効率化のため
上達のため
ではありません。
思考を壊さず、判断を保つための構造
です。
だから、
初心者ほど必要
技術力に関係なく必要
になります。
ここで、Aモデルの役割をはっきりさせます。
Aモデルは、
アプリ製造における「工程境界を可視化する道具」
です。
正解を出す装置ではない
失敗を消す装置でもない
Aモデルを使うことで起きる変化は、ただ一つ。
「今の失敗が、どの工程の失敗か分かる」
これが分かるようになると、
修正が可能になる
感情で自分を責めなくなる
次に同じ失敗を繰り返さなくなる
製造業的には、絶対的に重要な状態です。
第2章のゴールは、知識でも理解度でもありません。
自分の思考を、工程として眺められるようになること
今、設計している
今、作っている
今、評価している
これを言語化できる状態。
もし今、
混線してきたら立ち止まれる
「工程が溶けてるな」と気づける
ようになっているなら、
第2章は完了です。
次に入るのは、
工程を前提にした「設計図(構造)」 の話です。
でも、
工程が分かっていない
判断の置き場所が曖昧
なまま設計に入ると、
また思考は壊れます。
今の自分に、こう問いかけてみてください。
今、私はどの工程にいる?
ここで決めていいことは何?
この問いが自然に出てくるなら、
第2章の製造ラインは、正常稼働です。